産経新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:羽成哲郎)と人事コンサルティング会社である株式会社ワークス・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:清水信一郎、以下 ワークス・ジャパン)は、2028年3月卒業・修了予定の大学生、大学院生を対象に、2026年3月1日~11月30日を調査期間として、就職希望先調査を実施し、2026年3月1日~7月31日を集計期間として、中間結果を発表いたしました。
【調査サマリ】
1.採用活動の早期化が続き、夏季インターンシップの重要性が一段と高まる
2.文系総合は総合商社が上位を占め、伊藤忠商事が大差で首位を堅持
3.理系総合はトヨタ自動車が味の素を僅差でかわして首位に
■採用活動の早期化が続き、夏季インターンシップの重要性が一段と高まる
新卒採用の早期化はさらに進み、企業・学生の双方にとって夏季インターンシップの位置づけがこれまで以上に重要になっています。
文系・理系を問わず、実際の業務に近いテーマや現場を体感させるプログラムを通じて、学生が自社で働く姿を具体的にイメージできるよう工夫する動きが各社で広がっており、単なる会社紹介にとどまらないプログラム設計が主流になりつつあります。
配属後に携わる仕事の中身や働き方など、重視するポイントが一人ひとり異なるなかで、インターンシップや社員との対話を通じて、入社後の姿を具体的に思い描かせることができた企業が、中間段階でも学生の支持を集める結果となりました。
【就職人気企業ランキング結果/文系総合】

■文系は総合商社が上位に並ぶ—伊藤忠商事が首位を堅持
文系総合ランキングは、7月に発表した早期発表に続き、伊藤忠商事が719ポイントで首位を堅持しました。2位以下を大きく引き離しており、文系学生からの支持の厚さが際立っています。2位には昨年順位5位から上昇した三井物産、3位に三菱商事が入り、5位の住友商事、7位の丸紅とあわせて、上位を総合商社が占める構図となりました。
首位の伊藤忠商事は、「社会への新たな価値提供」をテーマに、総合商社ビジネスの本質と同社の歩みを学び、実際のビジネスを疑似体験する「商社パーソン体感ワーク」に取り組みました。社員の失敗談も交え、若手から失敗を恐れず挑戦できる社風を体感できる構成が特徴です。
2位の三井物産は、同社流の事業開発を体感するプログラムを用意しました。現場の課題に即したテーマで価値創造を社員とともに考え抜き、参加者同士のインタラクティブなセッションも設けました。両社とも、事業領域の広さと若手からの成長機会を実感できる場づくりに力を入れています。
■金融・食品に加え、空運やエンタメも上位に—上昇企業が目立つ結果に
商社に次いで、4位の三菱UFJ信託銀行、6位の三井住友銀行、13位の三井住友信託銀行など金融各社が上位に並びました。経営基盤の安定性や、専門性を活かせる業務への関心の高まりが背景にあると考えられます。8位の味の素、10位のサントリーホールディングス、14位の明治といった食品・飲料業界も根強い人気で、なかでも明治は昨年の61位から大きく順位を上げています。
また、9位の損害保険ジャパンに加え、17位の全日本空輸(ANA)、18位の日本航空(JAL)、19位の東宝が新たに上位20位内に入りました。旅行需要の回復やエンターテインメントへの関心の高まりなど、生活に身近な業界への志向の広がりがうかがえます。
【就職人気企業ランキング結果/理系総合】

■理系はトヨタ自動車が僅差で首位に
理系総合ランキングでは、トヨタ自動車が297ポイントで首位に立ちました。昨年の4位から順位を上げ、早期発表で首位だった味の素(281ポイント、2位)を僅差でかわす結果となりました。3位に富士通、4位に昨年順位1位のNTTデータグループ・NTTデータ・NTTDATA Inc.、5位にソニーグループが続きました。
首位のトヨタ自動車は、28卒向けに技術系インターンシップを実施しました。モノづくり開発、パワートレーン、デジタル情報通信など専門領域ごとに多数のコースを用意し、開発・設計・生産技術の業務プロセスに即した課題を実際の開発・生産現場で体験できる点が特徴です。エンジニアと直接ディスカッションできる対面形式が中心で、理系学生の関心を集めています。
2位の味の素は、生産技術職の1DAY仕事体験を用意しました。工場見学に加え、実際の生産ラインと同型の機械で食品包装業務を体験でき、先輩社員との座談会やフィードバックも受けられる内容です。
IT分野では、3位の富士通が有償インターンシップを実施しました。1か月以上の期間、給与が支払われる雇用関係のもとで実際の現場に近い業務に携わり、各領域のスペシャリストとともに最先端技術を駆使して社会課題の解決に挑む内容で、勤務頻度も学業と両立できるよう柔軟に調整できる点が特色です。
■化学・化粧品・電機・機械など幅広いメーカーが上位に
6位の旭化成、7位の花王、9位の資生堂、18位のコーセーといった化学・化粧品メーカー、11位の日立製作所、17位のパナソニックグループ、20位の村田製作所といった電機メーカー、12位のデンソー、10位の三菱重工業といった機械・自動車部品メーカーなど、理系総合には幅広い業種の企業が並びました。花王(昨年順位22位)、デンソー(同40位)、三菱重工業(同23位)などは、昨年から大きく順位を上げています。
理系採用では、技術力と経営基盤を兼ね備えた大手企業が引き続き高い人気を保つ一方、インターンシップを通じて実務に近い経験や専門性を磨ける機会を用意した企業が、中間段階で評価を伸ばしていることが読み取れます。文系でも上位に入った味の素や伊藤忠商事が理系でもランクインしている点は、業種を越えた人材ニーズの広がりを示しています。
【総括】
ワークス・ジャパンが28卒学生を対象に実施した「28卒採用市場の動向調査」では、インターンシップ参加予定社数は、夏までの参加が「3社」、秋以降の参加予定が「5社」でそれぞれ最多となり、なかには「10社以上」を予定する学生も増えています。秋以降も、学生の参加意向はむしろ広がりを見せています。また、参加を検討し始めた時期は2年次の10月~3月が5割弱を占めており、企業には秋冬のプログラム設計と並行して、より低学年に向けた情報発信も求められます。
同調査では、学生がインターンシップを選考対策ではなく企業研究の場と位置づけ、「業界の基礎知識」や「具体的な仕事内容」を知る機会として活用している実態も明らかになっています。参加後に好印象を持った企業に対しては、40%以上が別のプログラムへの参加を検討し、約35%が採用サイトでの情報収集を続けると回答しました。夏に接点を持った学生をつなぎとめられるかは、参加後のフィードバックや継続的な情報提供にかかっています。
企業選びの軸としては「社風が自分に合う」「やりたい仕事ができる」が上位を占め、職種・部門や勤務地の確約を希望する声も6~7割にのぼります。学生の不安は「内々定を得られるか」に集中しており、仕事内容や社員の実態が伝わる情報提供が強く求められています。秋冬に向けては、入社後の姿を具体的に描ける情報をいかに届けられるかが、志望度形成の分かれ目となりそうです。
【調査概要】
2028年卒大学生就職人気企業ランキング
●調査対象:2028年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生 ※調査開始時点
●調査期間:2026年3月1日~11月30日
●調査方法:
就活対策サイト「キャンパスキャリア」およびワークス・ジャパン主催の各種イベントでアンケート告知を行い、WEB上のアンケートフォームで回収。
就職を希望する企業ランキングは第1志望から第5志望までの選択方式で、第1志望には5ポイント、第2志望には4ポイント、第3志望には3ポイント、第4志望には2ポイント、第5志望には1ポイントを配分して集計。
●有効回答数:10,610票 ※7月31日 中間発表時点
■キャンパスキャリアとは
キャンパスキャリアは本選考・インターンシップ選考の就活対策サイトです。
内定を獲得した先輩就活生のES、面接やGDの内容、人気企業の採用傾向、インターンシップ参加による本選考優遇情報など、「選考攻略」を無料でお届けします。また、業界研究や企業検索、選考日程のお知らせなど、様々な機能をご利用いただけます。
キャンパスキャリア会員限定特典として、大手上場企業を中心に、採用担当者・OB/OGが登壇する、会員限定のオンライン・対面の就活イベントにもご参加いただけます。
会社概要
社名 株式会社産業経済新聞社
所在地 東京都千代田区大手町1丁目7番2号
ホームページ https://www.sankei.jp/
設立 1955年2月15日
資本金 31億7,219万8,500円
代表者 羽成 哲郎
事業内容
・産經新聞、サンケイスポーツ、夕刊フジ、 雑誌「正論」など各種媒体を発行、
・産経ニュースほか各種デジタルサイトの配信、イベント事業 など
社名 株式会社ワークス・ジャパン
所在地 東京都千代田区鍛冶町2丁目2番2号 神田パークプラザ
ホームページ https://www.worksjapan.co.jp/
設立 2010年7月7日
資本金 1億1,250万円
代表者 清水信一郎
事業内容
企業人事部向けコンサルティングとサービス提供
・採用プロモーションの企画・立案、Web、映像、パンフレット等、各種ツールの企画・制作
・採用業務支援システム事業、適性アセスメント事業
・学生就職支援・キャリアデザイン事業 など
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